CMでも割と目にすると思いますが、ネット型自動車保険の「おとなの自動車保険」。
この保険の特長を解説していきたいと思います。

割安な保険料

まず1番重要になってくるところですが、割安な保険料というのが挙げられます。
従来は事故率の低い40代・50代をメインターゲットにして価格競争力を持っていました。
2021.7からは26~39歳の保険料も値下げして幅広い層が恩恵を受けられるようになりました。
また、2022.1からはネット割引10,000円から13,000円に拡大。(※継続時は10,000円引きです)
さらに価格競争力が上がっています。

走行距離に応じた保険料設定

ネット型自動車保険の多くが距離区分を取り入れて走行距離が少ない人の保険料を引き下げています。
こここで1点注意点があります。
距離区分の計算は過去1年の走行距離を申告する走行距離実績型と今後1年間で走行するであろう距離を予測して申告する走行距離予測型の保険会社があります。
実績型の場合は仮に申告した走行距離がオーバーしても手続も追加保険料も不要で補償も問題ありません。
予測型の場合は走行距離がオーバーすると補償対象外になるリスクがあります。オーバーする前に連絡して差額保険料を支払う必要があります。
セゾン自動車火災のおとなの自動車保険は前者の走行距離実績型なので安心です。

必要な補償を選んで契約

多くの保険会社で補償内容は自由に設定が可能です。
おとなの自動車保険でもここは一緒です。
一方で、ネット型という事もありマイページで自由に補償の取り付け・取り外しが可能になっています。(車両保険のみ電話連絡になります。)
例えば大学生の子供が帰省するのでその間だけ全年齢補償に変えるなどマイページから簡単にできます。
また、台風シーズンだけ水害に対応した内容に変えてその他の季節は補償を外しておくという節約に繋がる内容変更もしやすいです。

変更保険料は月割り

おとなの自動車保険ではマイページから補償内容を変更した場合に適用される計算方法は月割りになります。
損保業界では長らく短期率という計算方法を用いてきましたが、例えば契約して2か月後に解約すると6か月分くらいの保険料が帰ってくると言うイメージの計算になります。
年払いをしても月割りの保険会社なら2か月で解約したらちゃんと残り10か月分返ってきますので短期率の計算より月割りの計算の方が有利です。
ネット型自動車保険の何社かは短期率の計算のままですが、おとなの自動車保険は月割りなので途中の変更も短期率の保険会社より有利に行えます。

安心の事故対応

いざという時の事故の対応が非常に重要なのが自動車保険です。
長年大手損保の自動車保険に携わってきたから言えることですが、おとなの自動車保険の事故対応は大手損保並みと思って差し支えありません。
おとなの自動車保険を取扱うセゾン自動車火災は大手損保の損保ジャパンの所属するSOMPOグループの一員です。
単にグループ会社と言う事だけに留まらず、損保ジャパンの全国の事故査定網も利用しています。
難易度の低い事故、例えば過失割合100対0の物損事故で支払えば解決という簡単な事故は自社のサービスセンターで処理していますが、難易度の高い案件になると損保ジャパンが処理しているので大手損保品質の事故対応力になります。
ネット型自動車保険の選び方の1つは大手損保のグループ会社かどうかと言うのがポイントです。

ALSOKの現場急行サービス

大手損保には無いサービスが事故現場への急行サービスです。
大手の場合は代理店型保険のためという部分もありますが、独自に代理店が現場へ駆けつけるサービスを提供しているケースが一部あります。
一方で自動車事故で事故現場に急行する必要性は実はかなり低いです。物損事故(修理後に示談)にしろ人身事故(治療終了後に示談)にしろ事故現場で解決する事は無く、解決に至るのは後日になるためです。
それでも安心のために誰かが駆けつけてくれる事に意義があります。
例えば被害者側が過剰な要求をしてきてもなかなか一般の方は過剰かどうかの判断もつきませんし、警察は民事不介入のため間には入りませんので自分の味方が来るのが心強くなります。
大手には無いサービスなので自分の味方に来て欲しいという方は現場急行サービス付きの自動車保険がお勧めです。
おとなの自動車保険ではALSOKの現場急行サービスが全件付帯しています。

業界最大級のロードアシスタンス拠点数

契約車両が、事故・故障トラブルにより自力走行ができなくなった場合、ロードアシスタンスのスタッフが現場に急行し、現場での応急処置を行うのがロードサービスです。(30分程度で直らない復旧困難な場合は最寄りや指定する修理工場へレッカーします。)
JAFの提供しているサービスと思えば分かりやすいと思いますし、実際に呼んでみたらJAFと書かれた車両が来ることもあります。(ロードサービスはどの保険会社も外注なのとJAFも別会社に外注しています。)

【JAFと異なる点】
・車が動かないために代わりに利用したタクシー代や公共交通機関の交通費が出る
・帰宅困難な時間のため臨時に宿泊した施設の宿泊料。
・ガス欠時10リットルのガソリン無料(年1回限り)
・JAFメイトという雑誌が来ない。

こんなところが挙げられるでしょうか。
宿泊費用(1名10000円限度)や移動費用(1名20000円限度)が出るのがJAFなどのロードサービスとおとなの自動車保険のロードアシスタンスの違いになります。

休日夜間初期対応サービスはネット型最長

自動車事故でかなり重要なのが初期対応になります。
事故相手方に連絡を入れて話し合いを始めて今後の動き方を決める重要な役割が初期対応になります。
加害事故の場合は特に修理工場の手配、代車の手配、病院の手配などが必要になってきます。
セゾンのおとなの自動車保険の場合は下記通りとなります。

・事故の初期対応 (平日) 9:00~20:00
・事故の初期対応(土・日・祝日)9:30~20:00
 ※年末年始は次回の営業日になります。

ネット型自動車保険の場合は初期対応19時までという保険会社もありますし、土曜日曜休日は17:00までというところもあります。
その点20時まで初期対応を行うおとなの自動車保険はネット型の中では対応時間が長いので安心できます。
ちなみに、大手損保は24時間初期対応を行っているのでこの辺りも価格差に盛り込まれてると思っていいでしょう。24時間動く業務利用などは大手損保で、個人利用はおとなの自動車保険でと言う具合に使い分けるのが良いかと思います。
24時間事故受付、このセリフには騙されないようにして下さい。全ての保険会社で24時間受付を実施してますから特に差別化できるコンテンツではないのですが、24時間受付と24時間事故対応を勘違いさせるミスリードを誘発しているケースもあります。受付するだけでは何も始まりませんので、初期対応の時間の長さがネット型自動車保険の選び方では重要になります。

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