Apple Watch(スマートウォッチ)に保険は必要?

保険一般

スマートウォッチの代表格としてすっかり定着したApple Watch(アップルウオッチ)、これをお読みの皆様の中にも腕に付けている方が少なからずいるのではないでしょうか。
Apple Watchは腕時計の形を取っていても中身は精密なコンピューターで、いくら強度の高い風防やケース素材を用いていても普通の腕時計よりずっと繊細であることは違いありません。
さらにモデルによっては本体価格がかなり高額になることもあり、全く無対策で腕につけて振り回すのはさすがに怖いですよね。

そこで、Apple Watchを守るためにどのような対策が必要なのか、保険は必要なのかについて検討してみましょう。

Apple Watchは普段使いで傷が付く?

そもそもの話ですが、Apple Watchは普段使いで傷付いたり損傷したりするものでしょうか?
そうでなければ保険も保護も考える必要がなくて楽なのですが、残念ながら答えはYesです。

これは筆者がケース・フィルムなしで裸運用しているApple Watch SE(第2世代)ですが、右端の方に薄く傷が入っているのが見えるでしょうか。
デスクワーク中心でワークアウトもランニングしか行っていませんが、購入後1〜2ヶ月で気付かないうちに傷が入ってしまいました。
Apple Watch SEシリーズは高価な一部モデルと異なり強力なサファイアガラスではなく強化ガラスを使用しているため、やや傷が付きやすいことは確かです。
ですが、そもそも風防に傷が付くような衝撃に普段から晒されていることも間違いなく、風防の素材が何であれ運が悪いと傷がついてしまうものと考えるべきでしょう。

また、スマートウォッチは普通の腕時計と違い頻繁に充電する必要があり、充電のために外したり充電器にセットするタイミングで落下させてしまうなど、落下リスクもやや高めであると言えます。

サファイアガラスでも落下で割れる!

さて、Apple Watchのナンバリングシリーズ(Apple Watch 8など)の中でも高価なステンレスモデルなどでは、表面ガラスにサファイアガラスが用いられています。
高級腕時計の風防にもよく用いられることでおなじみのサファイアガラスは、擦り傷や引っかき傷のような細かい傷に非常に強く、日常使いにおける小キズ類に対して強力な防護力を発揮します。
見た目を損ねるような小キズを防ぐという点では、高級な腕時計にピッタリというわけですね。

そんなサファイアガラスですが、どんな傷も入らない無敵の素材というわけではありません。
サファイアガラスの性質として、小キズが付く程度の衝撃にはめっぽう強いものの、一定以上の強い衝撃を与えると大きく破損してしまうのです。
具体的には、ガラス面を下にして落下させてしまうようなことがあると、割れたり全体にヒビが走るなど大きな破損を引き起こす可能性があります。

一般的にサファイアガラスは傷付くときには綺麗に割れてしまうなどと言われます。
こうなるとApple Watchやその他スマートウォッチは完全に使用不能となり、修理代金も非常に高額なものとなってしまうでしょう。

カバーやフィルムで保護すれば?

そこでそういった不測の事態に備えるために、カバーやフィルムで保護することを考える方が多いと思います。
実際にそのようにしている方も多いと思いますが、カバーやフィルムで完全防備すれば安心というわけでもありません。

先ほど述べた通り、Apple Watchや高級スマートウォッチに用いられるサファイアガラスは、小キズには強いものの落下のような一定以上の衝撃にはそれほど強くありません。
そしてスマートウォッチ用のカバーやフィルムも厚さなどを考えると小キズ予防が主な用途であり、落下のような強い衝撃から守るアイテムではないのです。
つまり小キズに強いサファイアガラスに小キズ予防対策をしているに過ぎず、真に避けたい大きな破損への対策にはなっていません。

一方で強い衝撃にも耐えられるような防御力最重視のカバーでは、スマートウォッチの重量が増してしまったり、付けた時の違和感や腕の疲労が増すことは避けられません。
特にApple Watchのような健康状態やアクティビティを逐一記録してくれるデバイスは、常に付け続けていてこそ真価を発揮するものですので、そうするとちょっとした重さの増加や装着感の悪化も大きな問題となります。

また、せっかくの高価なステンレスやサファイアガラスの美しい質感をカバーで隠してしまうのも、おもしろくないと思う方が多いのではないでしょうか。

Apple Watchはスマホケで守るのがベター

Apple Watchは裸運用で傷つかないほど頑丈ではない、しかしカバーやフィルムで完全防護では使いにくい。
ではどうすればいいかというと、毎月の掛け金が少額で済むスマホケのようなガジェット用の保険に入るのが一番のおすすめです。

結局、スマートウォッチを含めたウェアラブル端末は防御力と使用感を両立することが不可能ですし、無理を通そうと色々な保護のためのアイテムを試していると余計な出費がかさむことになります。
であれば、本体の保護はフィルムを張る程度にとどめ、破損してしまった時の修理費用について備えるのが合理的ではないでしょうか。

Apple Watchとスマホケの相性は抜群!

実際のところ、Apple Watchの高額モデル(ステンレスモデル・Ultraシリーズ)など高級スマートウォッチとスマホケの相性は抜群です。

スマホケは保険金の上限が10万円とスマートウォッチに十分な補償が得られ、またスマートウォッチ自体が衝撃を受けやすく保険金請求の頻度が高いアイテムにも関わらず、月々の保険料は他のガジェットと同じ100〜400円に抑えられています。
端的に言うと、ユーザー側から見ると非常にコスパがいい保険商品というわけです。

以下にApple公式による「その他の損傷」(バッテリー交換以外の損傷)の修理費用を列挙します。

Apple Watch SE
(第2世代・GPS)
Apple Watch Series 8
(GPS・アルミニウム・45mm)
Apple Watch Series 8
(GPS+Cellular・ステンレススチール・45mm)
Apple Watch Ultra
(GPS+Cellular・チタン)
 31,400円 45,800円 61,800円 75,800円

どうでしょうか?修理費用は上位モデルを中心にかなり高額である一方、スマホケの補償上限額に綺麗に収まっているのがわかると思います。
大枚をはたいて上位モデルを買ったはいいものの、すぐに画面を割ってしまったりしたら泣くに泣けませんが、そのような事態を月100〜400円で回避できるのですからコスパの高さも頷けるでしょう。

お気に入りのスマートウォッチは保険で守ろう!

キャリアがケータイ補償などの形で保険サービスを提供してきたのに比べ、スマートウォッチ等のガジェットに保険をかけるものというイメージを持たない方は少なくないかもしれません。
ですが、ウェアラブルだからこその損傷リスクを考えれば保険に入る必要性も理解していただけるでしょう。
特にスマホケではどれだけ高価なスマートウォッチでも保険料が一律で月額100〜400円となっており、非常にリーズナブルです。
ぜひお気に入りのスマートウォッチに保険をかけて、しっかり守ってあげてください。

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