損保会社や生保会社が扱う医療保険にはその保障の仕方から実損払と定額払とに分かれてました。
実損払は主に損保会社が扱う医療費用保険が代表格で、かかった医療費の実費を支払うというものです。
定額払は主に生保会社が扱う医療保険が代表格で1日当たり5000円保障、1万円保障など入院日数に1日分の定額を掛けた金額を給付金として支払うものです。
ここに来て少しづつ実費型という名称も浸透してきたと思いますのでその辺りを解説してみたいと思います。

実費型は実損払と定額払の合いの子ような性質

先に述べたように、医療保障はその給付金の性質によって従来は実損払と定額払の2つに主に分けられてきました。
この2つの要素を持ち合わせたのが実費型と言えるかと思います。
まずは実費型は生命保険会社から登場しまして、その保障の性質は診療報酬点数×3円を保障するという内容です。
入院日額×入院日数という定額払から診療点数×3円という定額払に換えた医療保険という内容になります。
これだと一見定額払ではあるのですが、診療報酬の7割は健康保険で賄われており、診療報酬点数×3円という定額払は健康保険の3割負担分をそのままカバーしており、掛かった医療費がそのまま賄われる点で実損払の考えと同じとなっています。
実損払は領収証に含まれる対象外の項目などが分かりずらく請求が煩雑になるため今一つ普及していない感がありますが、実費型の場合は診療報酬点数×3円が給付されるというのがすぐわかり、病院の領収証記載の診療報酬点数に自分で3円を掛けたらどれくらい給付されるかが分かります。
実費型医療保険は実損払のように掛かった医療費をカバーする一方で、定額払のような給付額の分かりやすさ、給付金請求のしやすさを併せ持つ新しいタイプの医療保障となっています。

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